表札の正しい取り付け位置とは?
ここでは表札の正しい取り付け位置について解説します。
先に申し上げますと、絶対にこの位置に取り付けなければいけない!という決まりはありません。
そもそも日本で自宅に表札を取り付けるようになったのは、大正12年(1923)の関東大震災以降であり、まだ100年の歴史もありません。表札には長い歴史や伝統があるわけではないのです。
ですので表札を取り付ける位置は、見た目の雰囲気やバランスと機能的なものを考慮して取り付ければ良いのです。
表札は門扉付近より外に設置するほうが良い
一般的に、表札は門扉付近より外に設置するほうが良いと言われています。
家の敷地内に設置してあると、来客者が門扉を開けて敷地の中に入り込んで名前を確認しなければなないからです。
来客者にとっても名前をしっかりと確認できない状態では訪問しづらいですし、家主側としても間違って敷地内に入られるのは気持ちの良いものではありません。
しかし家の作りによっては門扉付近に取り付けるしかない場合もあります。
玄関を外から見て右側に取り付けるのが基本
表札は玄関を外から見て右側につけるのが基本だと言われています。しかしそれが全てではありません。
もしも玄関の右側にスペースがない場合に表札を無理やり付けてしまっては、玄関の見た目の美しさが台無しになります。
表札の取り付け位置に関しては、全体のバランスが一番重要だと思います。
- ライトとの位置関係
夜でも表札が見えるように、玄関にライトが付いている場合はライトが当たる位置に取り付けるほうが良いです。 - ポストやインターホンとの位置のバランス
インターホンがあればそのそばに表札を付ける方が良いですが、ポストがどこに付いているかも考えてバランスの良い位置に取り付けましょう。 - 門から玄関への通路の向き
門から玄関への通路が横から伸びている家もあります。門柱に取り付けることができすに門扉付近に取り付ける場合は、死角にならないような位置に取り付けるべきだと思います。
表札を取り付ける高さ
表札を取り付ける高さは160cmほどが一番見やすく自然な高さだと言われています。
しかし門柱の高さや形状によっては、それより低い位置に取り付ける場合もありますし、インターホンやポストの位置も考慮して、無理やり高さ160cm付近に取り付ける必要はありません。
表札の取り付け位置のまとめ
優先順位を考えますと、向かって右側にスペースがあり見た目も自然ならそこに取り付けましょう。
右側に取り付けるのに違和感があるのであれば、他の良いと感じる位置に取り付ければ良いのです。
もしもまだ新築途中だったりリフォームちゅうであれば、その工務店さんなどに聞かれるのが一番だと思います。